歴史に残るもの



製品、もしくは何らかの作品を作っている人の多くは歴史に残るとまで行かなくとも長く愛されるもの、洋服の場合は古着になってまた次世代が手にとるようなもの、あるいは誰かに収集されるようなものを作りたい、と願う。

「歴史に残るものは抽象度の高いものとゴミみたいなどうでもいい具体性。

中間は全部消える。」

と鹿島茂さんがいったらしい。

SNSで流れてきたものを拾っただけで前後どのような文脈で言われたのかわからないので

全く違うことを言いたかったのかもしれませんが、とても気になり立ち止まって考えたくなる一文です。

こんな良い加減な引用してて大丈夫なんだろうか、笑



鹿島さんといえばフランス文学者で、パサージュやフランス風俗に関する本をたくさん書かれていて、

19世紀フランスの古書コレクターとしても有名で、収集のプロでもあります。

抽象度の高いものは読み方、受け取り方の間口が広いので時間が経ってもその時代によって、そして個人の経験によって自由な解釈が可能です。

受け手によって捉え方が変えられるような懐の深さがあり、普遍性があると言えるのかもしれません。

これはモノだけに言えることではなく、小説や歌のような形のないものにも当てはまる気がします。



そしてゴミみたいな具体性を持ったものとは刹那的だけどその瞬間の熱量は異常に高く、

一瞬で過ぎ去って忘れてしまうような大衆的なもの、あるいはその資料なのだと思う。

この瞬間に特別に流通したものの記録。

こういうものはその時代らしさが多分に含まれていて振り返った時に特異さが際立ち面白い。

振り返って多くの人がエモい(初めて言うた!笑)と感じるもの、あるいはその時にしか生み出されなかったであろうくだらない何か。

服という具体的なもので抽象度の高いデザインってどの様なものなのか。

一方で超トレンドや超個人的なのものも面白い。

中間になりそうなものは、、、やめておこう。



23春夏シーズンに向けてモヤついている最中ですというお話でした、笑



それではまた。


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